ディズカバー!奈良
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第7回 2017年02月23日掲載
里山に古民家が勢ぞろい ―― 大和郡山市の大和民俗公園


宇陀・東山集落、室生村(現宇陀市)の旧岩本家住宅(重要文化財)

 大和郡山市、矢田丘陵のふもとに大和民俗公園があります。里山の環境を生かした26.6ヘクタールの広い敷地には、江戸時代に建てられた奈良県の古民家が勢ぞろいしています。展示されているのは、街道沿いの町屋集落、国中(くんなか)(奈良盆地)の集落、宇陀・東山集落、吉野集落と地域別に移築された15棟です。
 古民家では「ひなまつり」などのイベントが行われ、古いお宅におよばれされたような気持ちになります。
 公園の遊歩道は、初春の梅をはじめ、菜の花、桜、新緑、初夏の菖蒲(しょうぶ)、秋には紅葉と四季折々の花や木に彩られます。その中を散歩する人、スケッチする人、どんぐりを拾う子供たちと思い思いに自然を楽しんでいます。
 ちょっとリラックスしたい時、奈良の古いおうちを訪ねてみませんか。



【奈良まほろばソムリエの会理事 清水千津子】



おひなさまの前でほっこりとしてください。
町屋集落、高取町の旧臼井家住宅(重要文化財)


■メモ■

大和民俗公園へは近鉄郡山駅・JR大和小泉駅からバス「矢田東山」下車徒歩約10分。3月5日まで古民家イベント「古民家でひな祭り」を開催中。
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